2008年3月5日水曜日
ここだけの「ペリドットの戦い方」
トランプとチェスを組み合わせた変則ゲーム
「ペリドット」オフィシャルルールブック
・駒カードの基本戦略
まず、必ずカードを引かなくてはならないというルールがありません。
ゆえに、カードを引いて使いすぎると、それだけ盤上に
自分の駒が出る事になり、ライフが削られる危険が増します。
当てずっぽうにカードを引いて出すのではなく、常に相手の
ライフを削る事を目的にしてください。
そのため、できるだけ少ないターンで相手の駒を破壊する事が
重要となります。また、ライフが優位の場合は、「自分のカードを
積極的に墓場に送る事で、強制的にゲームを終了させ、
逃げ切り勝つ」、という戦術も覚えましょう。
盤上では、後に相手に攻撃できる場所に駒を置く事ももちろん
ですが、駒の配置が不利な場合は、相手の移動攻撃から逃げる事も
考えてください。狙われやすいのは、攻撃し終わった自分の駒です。
防御に専念している駒は攻撃しづらいですが、攻撃の終わった駒は
攻撃しやすいです。ゆえに、だめな例は、ライフの高い駒でライフの低い駒を
攻撃する事です。後のターンで、大きくライフを削られてしまいます。
このあたりは、オセロの感覚に似ています。大きく取ると、大きく
取り返されるという事です。駒の動きとしては、ボクシングのように
コーナーやロープに相手を追いつめつつ、自分はコーナーやロープから
逃げるようにするのが良いでしょう。
また、戦局をひっくり返す手段もあります。それがスペシャルカードです。
リバースを引く確率は他のスペシャルカードの
2倍なので、リバースで相手に大きいダメージを与える事を前提に
駒を配置していくという戦術もあります。この「リバース待ち」の
場合、カードを墓場に送ってリバースが出るのを待つと良いでしょう。
ただし、カードの引きは運で決まりますので、この戦法は良いタイミングで
リバースが出るか出ないかのギャンブルです。
ストップはたいていどんな時でもラッキーなカードです。
デザインは、手札が悪い時にはラッキーなカードですが、
手札が良い場合はただのいらないカードになります。
リプレースは、使うのが難しいカードです。相手の手札は
わからないので、もし相手の手札が良ければラッキーですし、
相手の手札が悪ければアンラッキーです。しかも、どちらにせよ
効果があったのか無かったのかよくわからないカードです。
強い駒は攻撃しやすい反面、自分のライフが大きく削られる駒
でもあります。ゆえに、ポーンをよく使うプレイヤーも居るでしょう。
あるいは、自分のライフが削られてもそれ以上に相手のライフを
削るというタイプのプレイヤーも居るでしょう。
ペリドットでは、相手のライフを削ろうとする場合
それだけの代償を背負わされるゲームなのです。
スペシャルカードを引き当てると、つい保存したくなります。
しかし、スペシャルカードを手元に保存しすぎると、駒の動きが
にぶります。これでは本末転倒です。
駒カードあってのスペシャルカードなのです。
ペリドットの勝ち方のセオリーとしては、このような例があります。
・スペシャルカードを保存して相手を翻弄する(スペシャリスト)
・駒カードを信頼して地道に攻守する(ステディ)
・リバース待ちで逆転勝利(リバーサー)
・ポーンでこつこつ相手のライフを削る(ポーンユーザー)
・自分のダメージは大きいが、強力駒カードで攻めまくる(プレッシャー)
・強い駒カードでひたすら逃げる(チキン)
・駒カードをあまり出さないゆえに、ライフが削れない(ガーディアン)
・時と場合によってあらゆる戦術を織り交ぜる(バランス)
最後に紹介した戦術が、ある意味では最も強い戦術でしょう。
しかし、場の流れを読み、適切なカードを使う事は
難しい事で、速くロジカルな思考力が必要になります。
バランスドプレーヤーになるには、実戦経験を積むしかないでしょう。
デッキやカードの引きが悪かった場合は、初心者が上級者に
勝つ事もありえます。ですが、上級者の勝率はやはり高いでしょう。
相手の次の手を読んで先に手を打つだけでなく、場の流れを
読んで何通りものツリーを頭の中で何本も作る必要があります。
デッキやカードの引きが悪かったか否かは、勝負中、あるいは決着後に
なんとなくわかるでしょう。デッキやカードの引きのせいにしていても
始まりません。コンディションは良い場合も悪い場合もあります。
デッキや引きが悪くても勝てる方法を見つけてください。
再試合や試合開始が簡単なゲームなので、何度もプレイして
コツをつかむのは難しくないはずです。